【たまご】は日々の食事に簡単に取り入れられる食材です。
特に朝の忙しいときに、手軽に使える食材として食べていただいている方も多いと思います。
朝ごはんを食べていない子どもが増えている!?
しかしちょっと気になる話があります。
今「朝食」をしっかりとれていないという人が増えてきており、しかも朝食抜きの生活を送っているのは大人だけでなく、子どもにも増えてきているというのです。
現代っ子の欠食の理由は「食欲がない」「時間がない」
確かに今の子どもは、忙しいですよね…。
小学生であれば、学校から帰ってきたら習い事、宿題。中高生ともなると、さらに部活動や塾、テスト勉強など・・・とにかく昔の子どもとちがって本当に多忙。
文部科学省の「生活リズムの確率と朝食」の資料にもあるように、親子ともに朝食を欠食する家庭のうち、「朝食を食べる時間がない」と答えた家庭は小学校5年生で34.1%、中学校2年生になると44.4%もいるのです。
時間に追われ、就寝時間が遅くなり翌朝はギリギリまで起きられない・・・。すると朝食を摂らずにバタバタと登校、という子どもは多いようです。
そのほかにも「食欲がない」という回答がありますが、これも忙しい現代っ子の生活リズムが夜型になっているのが大きな原因のようです。
成長期に朝ごはんをたべないとさまざまな危険が
成長期に朝ごはんを食べないとエネルギー不足になり、朝から頭がボーッとしたり、イライラしたり、だるかったりと活発に動けなくなることがあります。
また朝食を抜くことで、昼食や夕食、間食の量が偏ったり増えたりして、肥満などの原因
にもなりかねません。
朝食を食べるか食べないかで成績が変わる!?
実は朝ごはんを食べるか食べないかは、こどもの勉強や運動にも「集中力」にも大きく関係してくるのです。
なんと、朝食を食べるか食べないかで、テストの点数にも差が出るというんです。
文部科学省省の「朝食の摂取と学力との関係」の資料によると、朝食を毎日食べている子どもは、朝食をまったくとらないこどもよりも、学力調査の得点が12~19点も高いというデータがでています。朝食は、学力にも影響を与えかねないんですね。
【たまご】は朝食にオススメの最強食材
なぜ、たまご屋の私たちが、朝食をとらない子どもたちのことを気にしているかというと、朝食を摂らないといけないことはわかっていても「時間がない」「食欲がない」という人にこそ、【たまご】を取り入れた朝食を積極的に摂っていただきたい食材だからです。
たまごを朝食に取り入れてほしい理由には、次のような点があります。
質のいいタンパク質が豊富
たまご1個には約6.4gのタンパク質がふくまれています。ちなみにたまごを1日2個食べることで、1日に必要なタンパク質の20%以上を補うことができます。
さらにたまごのタンパク質は「必須アミノ酸」を多く含んでいるため、質がとても高いのも特徴。良質のタンパク質は筋肉や内臓を作るだけでなく、免疫機能や代謝を高めてくれ体を内側から健やかにするベースとなります。
しかも朝に質の良いたんぱく質を取り入れることは、体内時計を調整したりストレスを軽減したりするともいわれています。
タンパク質以外の栄養素もたっぷり!
タンパク質以外にもビタミンB群、ビタミンD、Eのほか亜鉛、鉄、マグネシウムなどのミネラル群など体に役立つ栄養がたっぷり!
ビタミンCと食物繊維以外の栄養素が豊富に含まれていることから、「ほぼ完全な栄養食」といわれています。
体と頭を目覚めさせてくれる
朝起きてすぐの体はまだ目が覚めていません。
目覚めたばかりの体に、胃や腸に優しい食材に、1個約100㎉とヘルシーでありながら、タンパク質が豊富なたまごを「朝ごはん」に取り入れることで、負担をかけることなく体を目覚めさせてくれます。
また、寝ている間に低下した体温を徐々に上昇させるほか、目覚めてからの脳を少しずつ活性化させる働きもあるんです。
時間がなくてもサクッと調理できる
たまごが朝食にオススメな理由なのは、栄養があるうえにとても使い勝手のいい食材であるということ。ゆでて、焼いて、それさえも面倒なら生たまごで、と手軽に栄養補給できるので、忙しい朝の食卓の強い味方ですね。
成長期の子どもの朝食に【たまご】を取り入れることがなぜよいのか
【たまご】が朝食によいことはお分かりいただけたと思いますが、では「成長期の子ども」の朝食に、たまごをとりいれるとどんなよいことがあるのかをお話ししましょう。
「ほぼ完全な栄養食材」でエネルギーをチャージできる
先述したように、たまごは人の体に必要な栄養素が、とにかくバランスよく含まれているパーフェクトな食材。骨や筋肉の成長中のお子さんの栄養・エネルギー補給という点で、【たまご】は、最適な食材なのです。
免疫力を高め、ウイルスに負けない強い体をつくることができる
【たまご】には、牛乳の1.5倍のカルシウム、ほうれん草の2倍の鉄分が含まれていているので、栄養補給はもちろん免疫力の高い体を作る手助けをしてくれます。
勉強や運動をしっかりと行うためにも、免疫力を高める食事のメニューに、たまごは欠かせません。
脳に良い「コリン」が豊富
卵黄には、脳の記憶や学習機能に影響の大きい「コリン」という神経伝達物質が多く含まれています。
コリンは、脂肪酸と結合することで「レシチン」という成分になるのですが、これが記憶力や集中力、思考力を高めるとわれ、脳に非常によい効果を与えるのです。
コリンを多く摂った結果、学習能力が25%もアップしたという実験結果も出ています。
冒頭でお話ししたように、朝食を摂っている子供のほうが学力が高いという子どものなかで、朝食にたまごを摂取している子もいるかもしれませんね。
忙しい朝でも速攻!火をつかわない、たまごをつかった朝ごはんメニュー
ついつい忙しい朝は、主食であるパンやおにぎりなどの炭水化物のみ、になってしまいますが、そんな慌ただしいときこそ主食に、「たまご」をプラスするだけでかなり栄養価の高い朝食になります。
超・定番ですが、納豆+たまご
「忙しいから調理するのもめんどくさい!」そんな方にオススメなたまごをつかった朝ごはんといえば、納豆+ごはんです。日本人の朝ごはんの定番中の定番ですね。
納豆とお米には、たまごにも含まれている「レシチン」が含まれています。つまり「最強脳活性メシ」となり、一日のスタートをきるうえでとてもいい朝ごはんになります。
ツナ+たまご
コチラは以前、過去のコラムでもご紹介したのですが、プロのパーソナルトレーナーさんがオススメしていたメニューですが、朝ごはんにも最適です。ツナのタンパク質も一緒に摂取して、高たんぱくで超・お手軽な朝ごはんになります。たまごは半熟だとより体への吸収が早くなります。
──では、筋トレ中の方にオススメなたまごの食べ方とかはありますか?
──梅木さん的オススメメニューとかありますか?
梅木さん 僕はなるべくお金をかけず、しかも手軽に栄養をとりたいなというとき、白ご飯に半熟卵とノンオイルのツナ缶をのっけて、お醤油を少々かけて食べたりします。かなりズボラ飯(笑)ですけど、筋肉にも健康にもよい栄養がササッといただけちゃいますね。
朝食を食べないという問題を「たまご」を通じて変えたい
忙しくてなかなか朝食をゆっくり食べることがむずかしい現代っ子。だからこそ、周囲の大人が、簡単でもいいから「朝ごはん」をしっかりたべる習慣をつけさせてあげることが大切なのではないでしょうか。
その点において【たまご】は朝食を摂らない習慣を改善するうえでも、とても手軽で、しかも栄養満点の食材です。
ぜひ豪華で品数たっぷりの朝ごはんでなくとも、簡単に使えるたまごを朝食にとりいれてみてください。
ちょっと大げさな言い方かもしれませんが、これからの未来を担う成長期の子どもたちの体づくりを、わたしどもがつくる【たまご】を通じてサポートしたいと思います。