たまごコラムcolumn

たまごに野菜をプラスして、免疫力を高め、生活習慣病の予防と改善を促しましょう。UPDATE. 2018.1.16

たまごの栄養素については、これまでのたまごコラムでも詳しくお伝えしてきました。

たまごの栄養成分。それらを効率よく取得するための調理法とは?

 

安価でありながら体に嬉しい栄養素がたっぷり入ったたまごは、単体で食べるだけでもしっかりと栄養は摂れますが、実は野菜と一緒に摂取することでより効果的に栄養をとることができます。

 

たまごは、食物繊維とビタミンC以外の栄養素をほぼクリアしているほぼ完全な栄養素が詰まった食材ですが、たまごに不足している栄養素を摂れば、さらに栄養バランスの優れた食事になるのです。

 

たまごが他の食材より劣っている食物繊維、ビタミンCが豊富な食材と言えば「野菜」。たまごと野菜を上手に組み合わせるだけで、たまごの栄養素をより効率的に摂り入れることができるのです。

 

そこで今回は、よりたまごの栄養を効果的にとり入れられる食べ方をご紹介しましょう。

 

たまごと野菜を組み合わせれば、免疫力アップが期待でき腸が元気に!

 

たまご_腸_免疫力1

 

寒い季節になると、インフルエンザを始めとしたさまざまな感染症の病気が流行します。小さなお子さんや高齢者がいるご家庭にとって、気をつかう季節でもありますよね。

 

私たちの体に侵入して悪さをするウィルスや細菌に勝つために「免疫力を高めることが大事!」という話をよく耳にしますが、実際「免疫力」ってどうやったら高めることができるのがご存知ですか?

 

また、免疫力が上がると、体にどんなメリットをもたらすのでしょうか。

 

腸を活性化すれば、免疫力が高まる

 

体の免疫力を高めるためには、腸の働きが大きく影響していることをご存知ですか?

 

腸は、食べ物を通じて体内に侵入してくる色々なウィルスや菌をブロックする免疫システムの重要な拠点となって、私たちの体を守ってくれています。

 

全身の免疫細胞の半分は腸の壁に集まっているので、腸の働きが弱まると免疫システムが機能しなくなり、病気にかかりやすい状態になってしまいます。それに加え、病気の原因を作る活性酸素などができやすくなってしまうのです。

 

免疫力の8割は腸内の状態で決まるという指摘もあるほど、免疫力と腸は密接な関係にあります。

参考資料:NIKKEI STYLE 2014/4/4 日本経済新聞 夕刊「免疫力向上、腸がカギに 検査や食生活指導広がる」 

 

ということは、裏返せば腸が活性化していれば、病気などにもかかりにくい元気が体が保てるということ。

 

そのためにもビフィズス菌などの善玉菌を摂るよう心がけ、消化も良く良質なタンパク質を含むたまごと、食物繊維豊富な野菜を補うことで便秘を予防し、お腹を健康に保ちましょう

 

たまごには腸の活性化を手助けする栄養素が多く含まれている

 

たまご_腸_免疫力2

 

元気な腸が免疫力を高め、外的から守ってくれるということがわかりましたね。たまごには、腸の活性化を手助けする栄養素が多く含まれているんです。

 

では具体的にたまごの養素がどのような働きをするのかを見ていきましょう。

 

良質なタンパク質=腸の粘膜の材料


良質なタンパク質が豊富に含まれているたまごですが、これらは腸の粘膜の材料と、消化管、気道など局所で細菌やウィルス感染の予防に役立っている免疫グロブリンAの材料にもなります。卵黄に多く含まれる「コリン」は、腸の粘膜を活性化し、不要な老廃物を出す働きをします。

参考資料:日本養鶏協会「たまごの知識

 

免疫力アップのために一緒に摂ると良い野菜

 

では、たまごにプラスして、どのような野菜を摂ると効果的なのかを具体的にご紹介していきましょう。

 

野菜には食物繊維が含まれていますが、この食物繊維は腸内の善玉菌を増やし、老廃物や発がん性物質を除去する働きがあります。野菜の中でもとくに「食物繊維」の豊富な人参、ゴボウ、かぼちゃ、ブロッコリーなどはオススメです。

 

また野菜に含まれるオリゴ糖は、善玉菌を増やす材料になります。「オリゴ糖」が含まれた野菜にはタマネギやキャベツ、ニンニク、アスパラガス、じゃがいも、枝豆などがあげられます。

 

たまごの良質なタンパク質や優れた機能性で免疫力をアップし、さらに野菜の栄養機能をプラスすることで免疫力を高める力がさらに発揮され、強力の組み合わせになるのです。

 

「たまご+野菜」の強力タッグは、生活習慣病の予防にも役立ちます

 

たまご_腸_免疫力5

 

年々増加傾向にある日本人の「生活習慣病」。文字通り、毎日の生活習慣が引き起こす病です。生活習慣病には予兆がないので、じわじわと体を蝕んでいく実は怖い病気でもあります。飽食・偏食の現代、その予備軍は増加の一途をたどっています。

 

国民病ともいわれる「生活習慣病」とは何か?

 

偏った食事や喫煙、運動不足、過度の飲酒やストレスなど好ましくない習慣や生活環境が積み重なると生活習慣病の発症リスクは高まると言われています。

 

生活習慣病には「高血圧」「脂質異常症」「糖尿病」などが挙げられますが、これらはほとんど自覚症状がないため気づかぬうちに進行し、脳や血管、心臓などにじわじわとダメージを与えてしまうのです。

 

その結果、心筋梗塞や脳卒中、狭心症などを突然引き起こすため「サイレントキラー」とも呼ばれています。倒れてからは手遅れです!そうならないための予防として、食事や運動などの生活習慣を見なおすことが大事です。

参考資料:厚生労働省「生活習慣病予防


免疫力アップに効果のある「たまご+野菜」の強力タッグは、生活習慣病のリスクを軽減するためにも力を発揮します。

 

「たまご+野菜」で抗酸化作用が高まる

 

たまごのメチオニンという必須アミノ酸から作られるグルタチオンには、さまざまな疾患を引き起こす活性酸素をパワーダウンさせる抗酸化作用があると言われています。

 

また、卵黄に含まれる「カロチノイド」にも活性酸素を除去する働きがあり、脂質異常や動脈硬化の予防・改善に働きます。

 

この働きに、さらに抗酸化作用が多く含まれる野菜をプラスしてバランスの取れた食事を心がけることで、食生活の改善に繋がってくるのです。ビタミンC、ビタミンE、βカロチン、リコピンなどを含む野菜類を意識して一緒に摂取しましょう。

 

「たまご+野菜」を上手に取り入れて健康的な食生活を


全身の免疫細胞の数は約2兆個と言われています。ケガや病気にかかると、体は調整してさらに体内で増産されます。また、細胞のがん化の兆候が見られるとリスクを軽減する働きを始めるなど、私たちの体内で免疫細胞は働いてくれているのです。

 

生活習慣病を予防するためには、免疫力をアップさせるとともに、多くの病の原因となる活性酸素を増やさないようにすることもとても大事です。

 

「たまご+野菜」には、免疫力をアップさせながら、活性酸素を抑制してくれる働きを同時に担ってくれます。ちょっとした心がけが毎日の新たな習慣を作り、生活習慣病の予防と改善を促してくれます。

 

【まとめ】

 

単品でも栄養満点のたまごですが、野菜を一緒に摂ることで、お互いに足りない部分は補い合い、それぞれが持つ力を引き出しあっていることがわかりました。

 

朝食の目玉焼きに野菜をもう一品加えるだけで、ぐんと栄養価は高まります。「たまご+野菜」を心がけて、生活習慣病を予防しながら、免疫力の高い強くてたくましい体作りを心がけましょう!

 

 

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