鶏卵事業部 大分営業所
羽田野 勉さん
Q:入社したきっかけについて教えてください。
私の実家は、豊後大野市・朝地町で酪農業を営んでいましたので、北海道の大学を卒業後、Uターンし、両親とともに酪農を行っていました。しかし、親の高齢化などの理由で、平成27年に家業を廃業。それまで酪農一筋の人生でしたが、まったく違うことをやってみようと心機一転、就職活動を開始。弊社の求人を見つけ応募し、中途採用として44歳で入社しました。
入社してすぐの研修期間中は、ポートリーやGP工場、配送部門と、いろいろな部署を2週間くらいの単位で経験しました。後から聞いたのですが、こんなにたくさんの部署に研修期間配属になったのは珍しかったみたいです(笑)。
その後、約4年間、本社の鶏卵事業部に所属。スーパーや旅館など取引先へ商品を販売する営業の仕事を経験したほか、シンガポールへの卵の輸出事業の仕事も担当させてもらいました。そして5年前に、大分営業所勤務に配属となり、所長として奮闘しています!
Q:大分営業所では、どんな仕事をしていますか?
大分営業所の役割は、本社でつくられた卵を、ホテルや飲食店など大分市・別府市の取引先にお届けすること。取引先の数は約600件ほどあり、現在、約10名のスタッフとともに、毎日力を合わせて配送業務を行っています。
私の仕事としては、まずは日々、問題なく取引先に配送するために、いろんな見込みをたてつつ、スタッフに指示を出すことですが、私自身も配送も行っています。また、みんなが仕事がしやすい環境を作ることも私の任務のひとつ。作業を円滑に進めるうえで、その点も気を配っています。
Q:仕事でやりがいを感じることはどんなことですか?
やはり、竹田で大切に育てられ商品となった卵を、安心・安全な状態で取引先に滞りなくお届けできた時です。また、取引先のお客様と壁を作らないよう、コミュニケーションを図ることも大切にしています。卵を届けたときに「今日も来たよ!」と、明るく話せるような関係性を築きたいです。お客様とのやりとりのなかで、どんな商品を求めているのかなど要望も聞き、そのニーズに合わせたものを届けたいと思っています。大分営業所の仕事は、卵を使う人の顔が見え、距離が近く、本社の営業部時代とは、また違った面白みがあります。
Q:大変なことはどんなことですか?
ゴールデンウィークや年末年始など、ホテルや観光地、飲食店などのお客様が忙しい時期は、私たちも忙しくなりますので、大変な時もあります。
また、卵は生鮮品なので、かなり神経を使って配送はしていますが、まれにお客様からは厳しいご意見をいただくことも。当然ですが、お客様からご不満をいただいたときは、かなり気をつかいます。ただ、お客様からの言葉は貴重なご意見。しっかり受け止めて、次のステップにつなげるよう、努めています。
Q:今後の展望などあれば教えてください。
大分営業所の所長として、日々いろんな判断を求められますが、より柔軟に対応できるようになりたいと思います。また人材を育てていくことも課題のひとつです。
また、漠然としていますが、将来、この大分営業所に「直売所」ができたらいいなと思っています。弊社の商品をもっとたくさんの方にシェアしたいですね。社長にも提案したいと思っています(笑)。そういう発想を受け止めてくれる会社です。
50代ですが、まだまだこれから。入社してから積み重ねた経験を、これからも発揮していきたいです。